和歌山県和歌山市、実は市内にそば屋は少ない。訪れたのは一軒家のような店舗。和歌山の蕎麦は初めてで、どんな蕎麦どんな辛汁なのだろうとワクワク。待つ間、蕎麦せんべいと南部鉄器に入れられた蕎麦茶。せんべいはとても薄く、風味がよい。茶を啜りながら、暫し蕎麦を待つ間を楽しむ。ワサビとサメ皮。嫌な予感がする。これが出てくると、あまり美味しい蕎麦だった経験が少ない。
そば切の大盛り。かなり黒ずんだ色。田舎蕎麦を思わせるほど。細く切られた蕎麦は少し縮れてる。噛むとやわらかな風味が広がる。コシはあまり感じない。甘い辛汁。嫌な甘さではない。さっぱりとした甘さに地域柄を感じる。本山葵とサメ皮。少々面倒くさい。辛みもあるがやはり香りがよい。山葵の香りが良過ぎて蕎麦の風味は負けてしまうが、甘い辛汁との相性は悪くない。食後にそば湯とそばアイス。ざらついた舌触りがリアルにそば粉を感じさせる。
そば切 徳
和歌山県和歌山市屋形町4-15-1
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