兵庫県須磨区のそば屋を訪問。古びた建物の外観はあまりパッとしない印象。店内は広くはないが狭苦しいほどでもない。先客が二人。どちらも初老の男性。メニューには、細挽き、粗挽き、手挽き田舎の説明がありワクワクさせてくれる。
二種もり(細挽き、粗挽き)を注文。まず細挽き蕎麦は細く綺麗に切り揃えられた二八。蕎麦肌が非常に滑らかで、ほんのり緑がかった蕎麦。やさしい風味が口に広がります。そして粗挽きは蕎麦の表面がボコボコしてる。中細の蕎麦は噛むとモチモチした食感。野趣あふれる風味がする。
それぞれの蕎麦に合わせ辛汁が違う。これには感動しました。細挽きには独特の甘みのするもの。粗挽きには甘辛口のもの。各蕎麦との絶妙かつ調和はお見事の一言。この相性に辿り着くには、とても多くの時間を費やされた事を容易に想像がつきます。
そばや 衣掛庵 昌
兵庫県神戸市須磨区衣掛町4-2-5
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