近くのパーキングに車を停めて訪問。蕎麦店と分からない外観。こじんまりとした中にお洒落な家具が配された店内。喫茶店にも兼ねてそう。女将さんの趣向だろうか。以前から感じていたが、蕎麦と喫茶が融合している店は意外に多い。確かに、美味しいコーヒーにこだわる蕎麦屋の店主も少なくない。蕎麦とコーヒーの因果関係にも興味がわく。メニューにある細切り蕎麦(十割)と粗挽き田舎蕎麦(九一)とで迷います。女将さんに尋ねると壁に貼られた紙に「二色そば」と書かれてるのを教えて頂いた。
初めは細切り蕎麦。陶器に盛られた蕎麦。一口蕎麦だけで味わう。優しい風味が広がる。コシがあり、伸びやかさがある。瑞々しい蕎麦は喉ごしも良い。十割と書かれていたが、外一かな?とも思う。水切りが完璧。次は塩で。甘味が強くなる。この塩だと角が立つかも。辛汁につけて食す。甘みがあり、酸味の強いもの。個人的には好き。
田舎蕎麦。田舎にしては細切り。食べると全く印象が変わる。風味にあふれ、甘みも非常にある。塩で一口。これは相性が良い。甘皮の感触が、野趣を感じさせる。逆に、辛汁とはバランスに欠けているように感じる。蕎麦湯は美味しかったが、ドロドロ系だった。とにかく巷に増えた。ここは甘汁が美味そうなので、次回は温かい蕎麦を食べてみたい。
むら木
京都府京都市右京区西院平町5-1
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