おせいろ / ろ


小雨の中伺いました。まわりは田畑のある風景。砂利の駐車場に停車。古民家風の趣き。小粋な表札のある入口。軋む焦げ茶色の廊下から、部屋へと通される。卓袱台に腰を下ろす。恙なく(つつが)注文を済ませ、しばし待つ。お茶を啜りながら内庭を眺める。忙しい日常と、都会の喧騒から隔離された一時を堪能。いい時間。


そばがき。大きい。まずそのままで味わう。粘りと風味満点。美味しいです。味噌とネギ&醤油。本当にこの味がある国に生まれて良かった。お酒が欲しくなります。車なので無理だったが。お茶とも合う。


おせいろ。細く、コシのある蕎麦。丁寧に手仕事された蕎麦は、箸でつまむのが楽しい。味わいはしっかりなのに、丸みのある辛汁。蕎麦の風味をちゃんと生かせる汁は、意外に少ない。絶妙で、非常に感心する。淡麗な御雛湯(おしな)。最近そ、ば粉でドロドロのも多いが、こっちの方が辛汁の顔が見えるから好き。美味しいです。

季節料理と蕎麦 ろ
埼玉県本庄市児玉町金屋1346-1

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