ざるそば / ふしの家


新山口駅から徒歩5分。駅前とはいえ、さ淋しい雰囲気は漂う。寂れた街並みの一角に店はあった。店内に入ると、目の前にはガラス台でまんじゅうが売られている。奥が蕎麦店になっており、少し暗い古びた内装。先客は2組。どちらも中年の女性客。

ざるそば。かなり黒い蕎麦が登場。コシは無い。非常に粉感かあり不思議な甘い風味がする。それにしてもこれは黒い。黒い蕎麦といえば、蕎麦の実を蕎麦殻や甘皮を付けたまま(丸抜きの挽きぐるみ)挽くと、黒い蕎麦(田舎蕎麦)になるが。田舎蕎麦といえば、大抵は星という黒い粒(蕎麦殻)が入っていると思うが。つゆは透けた甘いもの。独特のコクと非常に芳醇な甘味。モサモサする蕎麦と合わさると和菓子のような感覚。合うと合わないとかそういう次元ではない味わいに少々興奮。話のネタにもなりうるご当地B級蕎麦との出会いに感謝。


ふしの家
山口県山口市小郡下郷1329-16

コメント

このブログの人気の投稿

田舎二八蕎麦 / おおもり

カレーライス / 相州蕎麦

朝そば / 箱根そば