ふくべ三【閉店】


8月の酷暑の日射し、雑居ビル群の喧騒、から一線を画し、涼を感じさせる店構え。中に入ると、明かりを落した薄暗い店内。石製の床、整然としたカウンター席、工夫されたテーブル席、外観からは意外にもゆとのスペース。先客に女性客、サラリーマン、ご年配客。机上には畳んで置かれた和紙のメニュー表。趣向に富んだ日本酒もあり肴も美味しそう。惹かれたのは、ざるそば、辛味おろしそば、くるみざるそば。店員に尋ねるとどのメニューも色の黒い田舎蕎麦を基にしてあるそう。


くるみざるそば。まず一口蕎麦だけで。冷水でよく締められ、コシがあり、田舎の特徴であるモソモソ感はしない。風味豊かで、少量の塩でも、十分楽しめる蕎麦。次に、冷たいくるみダレで。!、驚きの美味。くるみダレにより、蕎麦の香り、甘味、食感、がより感じ易く、相性抜群。店が田舎蕎麦を基にしてる理由が、くるみダレに関しては納得。さらに、くるみダレに蕎麦湯。はじめは疑心暗鬼だったが、納得の美味しさ。意外だった。若い女性の店主。女性らしい配慮、蕎麦を通して、丁寧な仕事ぶりが伝わる。

おそば料理 ふくべ三【閉店】
広島県広島市西区横川町1丁目6-6

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