せいろ / 雪花山房



豪雨、雷、大荒れの空模様の九州地方。市内中心部の、狭い裏路地にある店。高橋名人の元で修行した店主が打つ蕎麦と聞き訪問。店内はカウンターとテーブル席で寿司屋の様相。カウンター席から厨房がまる見えとはそば屋では珍しいのではないでしょうか。


細切りした、胡瓜とみょうが、さやいんげん、わかめ、冷たい出汁のジュレ。蕎麦屋で先付けも珍しい。爽やかな、酸味、塩味、とてもいい塩梅です。お昼からとても贅沢な気分にさせられる。


せいろ(二八)。クリーム色をした、綺麗な蕎麦は、コシがあり、噛むと、ほのかな香りがする。翁系だろうか。つゆは、ちゃんと辛口。濃く、澄んだ赤黒くも見える、綺麗なつゆ。蕎麦との相性抜群。蕎麦の後口(そば湯)は珍しい黄金の湯桶。最後まで熱々のそば湯を頂ける工夫がなされ濃く美味しい。食後のデザートが。色んな意見があるだろうが“もてなしの心”を私は歓迎する。


お昼に伺った時とても美味しかったので、どうしてもお酒と蕎麦前を味わいたく夜も伺いました。お酒は岩の井。千葉県の蔵元らしい。飲みやすくスッキリとした口あたり。肴は練り味噌。甘くスルメ?が入った酒の肴。一合では足りないほど美味。


上乃裏道 雪花山房
熊本県熊本市中央区上通町7-22

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