通りに面してる店舗だが、ポツンとした立地模様で、裏手は駐車場。地元でも口コミで評判を呼んでる店だそう。店内は先客でいっぱいだった。
注文はざるそば。細切りされ冷水で洗われた蕎麦は、よく締められておりコシが強め。みずみずしい蕎麦を噛むと、淡い香りが口の中にほのかに漂う。つゆは濃い口、かつお節が利いている。この地方では甘口が一般的のようだが、それに比べたら辛口の印象。感動したのはそば湯。頼んでから作るこだわり様で少々待つ。運ばれてきたそば湯の表面には煎った?そばの実が浮かべられ、薄濁りの泡立ったそば湯。つゆとの相性は抜群で非常に美味い。香ばしいそばの実がアクセントになり、今まで味わった事の無いそば湯を味わえた。
余談だが、女将の誤解から招いた相席のお詫びに、スイカのデザートを頂いた。もちろん、私が一見の客なのは明らか。愛想と口だけの接客が氾濫してる今の世の中、不器用で万全でもない様子の店だが、真心のもてなしを久々に受けた。
渋や
鳥取県倉吉市東巌城町467-4
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