蕎麦は美味しく、綺麗で清潔感がありお酒が美味しい津右衛門さん。正直、お酒の印象が強かったので、あらためて蕎麦を味わいに行く事に。外は桜も散ったばかりの春なのに小雨のぱらつく肌寒い空模様。AM11:30開店なのに、店に早く着き過ぎてしまい、暫し辺りを散策しながら待つ事に。
店内に入ると、和モダンな店内。そんなに広くはないが、外の太陽光と、中の照明とが混ざり合う丁度よい広さ。私たちの後にお客が続々と来店する。やはり人気があるのだろう。
席に着くとそば茶とお新香が。店主は長野県の人らしく、随所にふるさとへのこだわりを覗かせる。野沢菜は和田峠の麗のから。酒は牧水&まると。ともに長野の日本酒。甘く美味しいそば味噌を舐めながら夫婦で雑談と酒を楽しむ。
木曽檜で特別にあつらえた長方形のせいろに、戸隠の蕎麦が盛られる。ほんのりと緑がかった蕎麦は、水々しく、それでいてコシがあり、清涼感を感じさせる。小諸の醤油のかえしで作ったつゆ。赤く綺麗なつゆは辛口で、喉越しの良い蕎麦との相性は抜群。さり気なく盛られた山葵は中伊豆。メニューに「信州の野趣(やしゅ)と、江戸の粋を合わせていきたい」とある。蒲田には、美味しい蕎麦屋はあまり無いので、この店は貴重だ。
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