田舎そば太打ち / 福一



住宅地の一角に、目立たなくある店は、ナビが無いと見つけられない。民家に増築したような店舗で、よく見ると瓦屋根のプレハブ小屋。趣がある様な、無い様な、面白そう。入口の引戸のぎこちない動き、クタビレ具合が味がある。店内は、広くはなく薄暗い。目線を上げると、天井が高く、開放感を感じる。お洒落だったり、鉄骨がむき出しだったり、完ぺき過ぎないところが好感が持てる。席に着くと、お茶と漬け物が出てきた。噂通り、平日は蕎麦好きなサラリーマンが多い様子。メニューが面白く、蕎麦の量を横綱から小結までで表現されてる。


注文は、田舎そば太打ちそば(十食限定)大盛り。驚いたのは、蕎麦の太さ。今まで、数多く蕎麦を食べてきたが、間違いなく一番太い。うどんより太い。食べると、コシがもの凄く強く、山形県の板そばを彷彿とさせる噛み応え。上品で、甘口のつゆとの相性もよく、食べていて楽しい。隠れたメイン、そば湯も美味しい。茨城県は「常陸秋そば」という蕎麦の品種を持ち、蕎麦に一生懸命な県である。

福一
茨城県筑西市旭ケ丘2940-1

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