二色ざるそば / つくる


この地には「鹿児島県 そば処 相撲番付」というのがあり、地元のそば好き等が作ったらしい。その番付で西の横綱に訪問。店内は予想外の畳の座敷席のみ。小綺麗でこじんまりとした外観からすると意外な印象ではありました。座敷に上がる際厨房が見えるのだが、客間より広く食堂の厨房の様な雰囲気も。なんとなく、広い厨房から運ばれてくる料理はなぜか美味しそうな気がしてしまうのは私だけでしょうか。


注文は二色ざるそば。黒い方は、山芋や自然薯を練り込んだ、鹿児島の伝統的な蕎麦(田舎そば)。山芋のせいか、舌触りがまろやかに感じる。甘いつゆとの相性が良く、土地ならではの蕎麦を楽しめる。白い方がいわゆる更科そばでこの店では「大名そば」と呼ばれる。コシがあり、つるっとした喉ごしが良く、クセの無い上品な蕎麦。〆にとろっと濃厚で美味しいそば湯。つゆと非常に相性がよい。これを味わう為だけに来店するのも悪くないほど。盛りもよくさすが横綱。大満足の蕎麦に鹿児島で出会えた。


つくる
鹿児島県霧島市国分新町1102-1

コメント

このブログの人気の投稿

田舎二八蕎麦 / おおもり

朝そば / 箱根そば

海三昧そば / 相州そば