福井県の越前そばの店。何気なく雰囲気のある店構え。店内は静けさが漂う落ち着きがあり大きめのテーブル席がいくつか。注文を待つ間に宮崎県産の朝色紅茶。変わった味だが悪くない。
越前おろしそば。第一印象は非常に簡素で飾り気の無いもの。余計な装飾を省いたところに店主の静かなこだわりを感じさせる。倍盛りを頼んだせいかつゆは2つ。かけても浸けても良いそう。コシがあり非常に美味しい蕎麦。塩で食べたい気もした。辛味大根がたっぷり入ったつゆは食べる毎に辛味を感じる大人の味。蕎麦との相性も良い。
もりそば。蕎麦の命は3分という事で早速頂く。啜ると喉越しの良い蕎麦。噛めば口内に蕎麦の香りがほのかに広がる。辛汁は濃いめの江戸風。少しだけつけ潔く啜る。非常に美味。しかも粋。 生粉打そば(十割)は黒ずんだ色の蕎麦。もり(二八)より若干細切りなのにこちらの方が硬めである。つなぎを使わないせいだろうか。辛汁との相性抜群。辛汁をよく拾いよく馴染みこれも美味。そば湯はすっきり透明系。巷では白濁りの濃厚系が多いが、透明系が美味しい。
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